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家事代行サービスのトラブルについて
家財の破損トラブル
さて、それでは「家事代行サービスを利用するにあたり、想定しておくべきトラブル」について幾つか触れていってみましょう。いくらプロの家事代行スタッフと言えどもやはり相手は人間です。時には失敗してしまう事もあるでしょう。故意のものならいざ知らず、多少のミスはサービス利用者としておおらかな気持ちで許してあげたいところですが、やはりもしもの時に備え、契約前に補償内容についてしっかりと確認しておくのがベストではないでしょうか。
では、家事代行サービスの利用にあたり、一体どんなトラブルが予想できるでしょう。一つは「家財の破損トラブル」です。つまり、サービス提供者側によるミスによって発生するトラブル。たとえば家具などの破損や事故などが挙げられます。「掃除中にうっかり花瓶を割ってしまった」「お皿洗いをしている最中、手が滑って食器を割ってしまった」「誤って不必要でないものを処分してしまった」こういった場合、業者側の補償として同様のもの、或いは同額程度のものを弁償するといった形になるのが普通です。
しかし、原則的には「万が一にも破損して困るようなものは現場に置かない」とするのが一般的であり、特に貴重品や高価なものなどは、スタッフが作業する現場に置いておかないようにするといったサービス利用者の配慮も必要となってきます。こうした問題への対策として各業者において「綿密な事前確認を行う」などといった対策を講じている場合が普通ですが、責任を業者へと一方的に押し付けるのではなく、破損事故などが起きないようにこちらも配慮するといった姿勢が必要であると言えます。
家事代行スタッフによるトラブル
さて、「家事代行サービスを利用するにあたり、想定しておくべきトラブル」として次に挙げられるのが、「家事代行スタッフによるトラブル」です。前項で述べたようなものと原則的に同じではありますが、たとえばその対象が「物」ではなく「人」であった場合はどうでしょう。「スタッフの不注意により子供がケガをしてしまった」「掃除機の配線に気付かず、高齢者がつまずいて転んでしまった」など、事態は家財破損よりも深刻です。これらの事故がスタッフのミスにより引き起こされたものであると判断された場合、家事代行サービス業者がその責任を負うのが普通です。事故により負ったケガの治療費はもちろん、そのアフターケアに掛かる費用なども業者が負担する事となります。場合によっては、作業スタッフが何らかの処分を受ける事となるかも知れません。しかし、こういったものは非常に稀なケースでしょう。確かに相手は人間ですから様々な事故を想定しておく必要もあるかも知れませんが、とは言えスタッフもプロです。必要以上に神経質になる必要もないかも知れません。
万が一にもこういう事故に備えて対策を練るならば、スタッフの作業中、家の中にいる子供や老人などにあらかじめ注意しておく事でしょう。当然の事ながら、サービスを受ける側の家の住人が普段どういったリズムで生活しているのか、作業スタッフは知る由もありません。子供や老人の生活動線において少しでも危険が伴いそうな場所については、こちら側で注意するか、もしくはスタッフにその旨を告げて配慮してもらうかしか無いのではないでしょうか。
コミュニケーション不足によるトラブル
契約者の、サービス提供者の人柄に対する不満は案外少なくないようです。これについては個人の感覚という主観的な要素が非常に強いため、一概にその対処法などを挙げる事はできませんが、家事代行サービス業者はあくまで「家事代行サービス」を提供するものであり、仕事の善し悪しについてはスタッフの人柄(もちろん人柄も大切でしょうが)よりも仕事の質の高さに基準点を置くべきかも知れません。我々ももちろん人間ですから、自宅に訪れるスタッフによっては「この人はあまり喋らないから気に入らない」「この人は喋りすぎで気に入らない」など、個人の好みというものはあるかも知れませが、その辺については相手もやはりプロでしょうから、そういった心理面においてもお客さんに負担をかけないような対応を心掛けてくれる事でしょう。
しかし、そういったやり取りの中での一番の問題点は、「コミュニケーション不足により、こちらの要望が相手にしっかりと伝わらない」といった場合です。スタッフにこちらの要望に十分応えるだけの能力があるにも関わらず、こちらが要望を明確に示さなかったために満足のいくサービスを受ける事ができなかったのでは、互いに満たされない気持ちのままで終わってしまいます。こういった問題を防ぐために、打ち合わせの際には可能な限り細かい部分までこちらの要望を相手に伝えるべきでしょう。また、スタッフが実際に作業を開始している最中に「隣の部屋もお願いしようかな」などと思い立ち、その場でスタッフに直接依頼しても、請け負ってもらえない場合がほとんどです。この場合は新たな依頼といった形になるため、料金や作業内容について改めて業者と打ち合わせをする必要があります(派遣スタッフには仕事請負の権限が無い場合が普通です)。